風疹ワクチン接種について

2021/05/26

風疹ワクチン接種について

風疹は妊娠20週までに初めて感染すると胎児に影響が出るため注意が必要です。
2019年、2020年の分娩数をもとに風疹抗体値について平均数を算出しました。
663名の妊娠中の採血で、風疹抗体が低くワクチン接種が必要な方が197名29.7%おられました。
風疹ワクチンは妊娠中には接種することができないため、産後に接種が必要です。
当院では、1ヶ月検診の際に接種をお勧めしております。
風疹抗体が低かった197名中26名は接種を希望されず、残りの171名が接種されました。
当院では接種後1ヶ月後に抗体検査を行っておりますが、43名は他院で接種されたり、採血にお越しいただけなかったりしたため、確認できたのは128名でした。
その内91名71%は1回目のワクチン接種で抗体が上昇していました。
抗体が上がらなかった中で29名に2回目接種を行い、6名20.6%の方に抗体上昇を認めました。
現在、風疹抗体検査、MR(風疹麻疹)ワクチン接種が公費でも受けられますので、受付までご相談下さい。