産科

妊婦健診

母子の健康状態を確認するために行う定期健診です。

内容
血圧、体重、尿検査、浮腫の有無、超音波検査など
その他妊娠週数に応じて血液検査、クラミジア検査、膣内細菌検査、心電図検査を行います。
間隔
妊娠10週頃~23週まで 4週間に1回
妊娠24週頃~35週まで 2週間に1回
妊娠36週以降 1週間に1回
定期健診以外で体調に変化がある時はお電話でご相談の上診察をお受け下さい。 母子手帳と、大阪府内の方は妊婦健康診査受診券をお持ち下さい。

ソフロロジー分娩

イメージトレーニングによって心身をリラックスさせて出産の恐怖や痛みを軽減させる方法です。妊娠中から「陣痛は赤ちゃんに出会うために必要なエネルギー」「出産は赤ちゃんとのはじめての共同作業」というイメージを刷り込むことで、陣痛に対する不安をやわらげ、赤ちゃんを迎える準備を整えていきます。

ソフロロジーで産むために実践する3つのこと

  1. イメージトレーニング
    イメージトレーニング用のCDをくり返し聴くことで、自然とリラックスした状態で出産を迎えられます。また、赤ちゃんへの愛情をより深めることもできます。CDは当院でも購入可能です。ご希望の方は受付にお申し出ください。
  2. 呼吸法
    陣痛の痛みをやわらげるためにゆっくりと長く深く吐くことに集中する呼吸法を用います。お産のステージに合わせた呼吸法で、赤ちゃんがスムーズに出てきやすくなります。
  3. エクササイズ
    エクササイズをくり返すことで体が自然に緊張とリラックスを覚え、お産の本番でも余計な力みがなくなります。そのため、間歇期のリラックススイッチも入りやすくなります。

ソフロロジー分娩法のメリット

  • リラックスでき陣痛・出産への不安が減る
  • 赤ちゃんとの絆を感じられる
  • 痛みがやわらぎ、お産が楽になる
  • うまく力を抜くと、会陰が裂けにくくなる
  • 体力消耗が少なく、産後の回復が早まる

当院ではLDRでソフロロジーのBGMを流しながらお産することができます。

当院ではソフロロジー分娩のための教室はありませんが、マタニティーヨーガ教室で呼吸法やリラックス法を学べます。皆様のご参加をお待ちしております。

無痛分娩

ご本人様の希望で無痛分娩も行っております。
行える日時に制限がございますので、ご希望の方は健診の際お申し出下さい。

硬膜外麻酔法(背中から脊髄手前にある硬膜外腔に細いチューブを注入します)により陣痛の痛みをやわらげながら出産する方法です。
麻酔で完全に眠ってしまうのではなく、痛みをやわらげつつも、意識はある状態です。
分娩時にいきむことも、出産直後に赤ちゃんを抱っこすることもできます。
「まったく痛みがない」のではなく「痛みが軽くなる」というイメージです。
当院では、待機無痛分娩と計画無痛分娩から選ぶことができます。
ご希望される方は事前に院長にお伝え下さい。リスクと効果について十分な説明とご理解のもと、ご希望の方に選択していただきます。

費用 +10万円程度 (使用物品・薬品、分娩時間、入院期間により加算あり)

計画無痛分娩

内診所見と合わせ事前に出産日を決め、前日に入院し前処置を行います。

メリット
  • 陣痛誘発と麻酔を同時にしようするので痛みを我慢する時間をもたなくていい
  • 計画的に予定を組むため医師が必ず対応できる
  • 計画的なので予定を立てやすい
デメリット
  • 前準備が必要なので前日入院となる
  • 子宮頚管拡張処置が必要
  • 有効陣痛が得られず、分娩までに時間がかかることがある

待機無痛分娩

陣痛がきてから、無痛分娩の為の処置を行います。

メリット
  • すでに分娩が始まっているので進行がスムーズ
デメリット
  • 分娩進行が早すぎる場合麻酔が間に合わないことがある
  • 麻酔薬の効果出現までタイムラグがあり、痛みがとれるまで時間がかかることがある

麻酔担当医

高瀬規久也

日本産科麻酔学会所属
大学病院にて麻酔科研修 6ヶ月~現在に至る

  • 全身麻酔 200例以上
  • 硬膜外麻酔 1500例以上
  • 脊髄くも膜下麻酔 1000例以上

中尾富裕美

日本産科麻酔学会所属
当院での麻酔実績

  • 硬膜外麻酔 500例以上
  • 脊髄くも膜下麻酔 500例以上

産科手術

帝王切開術(予定・緊急)、子宮頚管縫縮術、流産手術、人工妊娠中絶手術を行っています。

帝王切開手術

当院では前回帝王切開の場合や骨盤位の場合に帝王切開手術を行っており、全分娩数の11%を占めます。分娩途中の緊急帝王切開術にも対応しています。
創部は少しでもきれいに治るように、最近では腹部横切開が主流で、縫合にも時間をかけ、術後は創部保護テープや、シリコンコーティング剤を使用しています。前回の手術で瘢痕ができた方には更なる対策と予防を行っています。
手術時の麻酔は脊髄麻酔と硬膜外麻酔を併用します。ご自身で鎮痛剤を追加できるPCAポンプを使用し術後の痛みが軽く過ごせます。
手術日当日に入院して頂き、翌日には食事や歩行の再開、2日目からはシャワーが可能です。入院は合計7日間となります。

子宮頚管縫縮術

流産や早産を避けるために行う手術で、子宮頚管にテープをかけて縛る方法です。
前回妊娠中に、子宮頚管(子宮の出口)が広がりやすくて流産、早産された方や入院された方などに対して妊娠20週頃に予防的に行います。
また、前回妊娠時には異常がなくても、妊娠経過の中で子宮収縮を伴わず子宮頚管が広がる場合にも必要となります。

流産手術

流産とは、妊娠22週未満で出産となることです。多くの流産は初期流産で、妊娠したものの赤ちゃんの発育が順調に進まなかった場合が大半です。
初期流産の手術はお薬を点滴から追加する静脈麻酔で行いますので、手術中の意識はありません。約15分程の手術で、麻酔がさめたことを確認してから当日のお昼頃にはお帰りいただけます。当日は自宅安静が必要ですが、翌日からは日常生活が可能です。手術後も異常がないかどうか診察が必要です。

人工妊娠中絶手術

妊娠12週未満と、妊娠12週以降22週未満と妊娠時期により方法や手続きが異なります。いずれも母体保護法に基づき、手術を行うには資格や届け出が必要です。
妊娠12週以降22週未満の場合には、陣痛誘発が必要となり負担も大きいため、無痛分娩の併用も可能です。

その他

妊娠中にもバルトリン嚢腫などの外陰部腫瘤の手術や、外陰部コンジローマの摘出、焼灼手術、子宮頚管ポリープ切除等の手術も行っています。

臍帯血について

さい帯血とは

「さい帯血」はお母さんと赤ちゃんをつないでいる、へその緒や胎盤の中に含まれている血液です。
さい帯血には「幹細胞」という、体のさまざまな種類の細胞のもとになる細胞が豊富に含まれています。
たとえば、赤血球・白血球・血小板などの「血液のもと」となる造血幹細胞は高い造血能があるので、白血病や再生不良性貧血などの難治性血液疾患の治療に役立ちます。
また、中枢神経・自己免疫・虚血性障害などの修復に役立つ可能性を持つ細胞など、多種多様な細胞に分化できる能力を持つ幹細胞を含んでいることから、さい帯血への医学的関心は近年急増し、臨床試験や研究段階にある再生医療・細胞治療への将来的な応用が期待されています。

  • お母さんと赤ちゃんを結ぶ「へその緒」に含まれる血液で、「さい帯血」は赤ちゃんのものです。
  • 出産時にしか取れない大変貴重な血液です。
  • 出産時での「さい帯血」採取は、痛みや母子への危険性の無い安全なものです。
  • 血液、血管、筋肉・軟骨、神経等を作る「幹細胞」が豊富に含まれています。
  • さい帯血は現在、臨床試験や研究段階にある再生医療・細胞治療への応用が期待されています。

さい帯血バンクとは

「さい帯血バンク」とは、さい帯血を白血病などの血液の難病や重い遺伝子病などの病気の治療に役立てるためのお手伝いをする組織です。さい帯血の採取・検査・分離保存・医療機関への提供、さらに保存さい帯血のデータの管理など、医療行為を除く作業を行います。

公的バンクと民間バンク

さい帯血の保管先には、公的さい帯血バンクと民間さい帯血バンクがあります。 公的さい帯血バンクに寄付したさい帯血は第三者に提供されるのに対し、民間さい帯血バンクでお預かりしたさい帯血は赤ちゃん本人とご家族のために利用されます。民間さい帯血バンクは赤ちゃん本人やご家族のために保管するので、万が一の時にいつでも引き出して利用することができます。

  公的さい帯血バンク 民間さい帯血バンク
費用 無償(寄付) 有償
対象疾患 白血病などの血液疾患 再生医療・細胞治療
対象者 第三者 赤ちゃん本人(ご家族)

当院では、民間バンクのステムセル研究所と提携しており、基本的には希望する方すべてが採取していただけます。
(ただし、HBe抗原陽性とHIV抗体陽性の方は除きます。)

メンタルケア

当院では、2014年1月より診療を受けていただいた患者様の中で、心理テストが高値の方や精神的に不安を抱えておられる方を対象に、専門の臨床心理士の先生によるメンタルケアを開始いたしました。

妊娠中にメンタルケアをお受け頂いた方には初産婦さんが多く、初めて妊娠・出産・育児を迎えて不安をお持ちなのも当然のことと思われます。その不安な気持ちを話し、心を整理することにより安心して出産や育児に向かうことが出来るようお手伝いをさせていただきたいと考えています。

また、繰り返しメンタルケアをお受け頂いた方には以外にも産経婦さんが多く、妊娠・出産・育児に加えて、様々な「心の問題」を以前から抱えておられ、投薬治療などもお受けになっておられる方もおられました。母親となったことで抱える孤独感や疲労感、イライラ感、そうした心のメッセージに丁寧に耳を傾け、少しでも心が安らぐように努めております。

以前より取り組んでいる、受け持ち助産師制度(対応にあたる助産師を決めて、健診の度にお話しさせていただく時間をもうける制度)と合せて、妊娠・出産・育児に向かう皆様を精神的にもサポートできるシステム作りを目指していきたいと思います。
皆様の不安解消のお役に立てればと考えておりますので、有効にご活用していただければ幸いです。

  • 月1回開催
  • 料金:1回4,000円前後/1時間

産後健診

産後健診

生後2週間位に赤ちゃんの健診を行います。

内容
ママ
  • 血圧、体重測定、尿検査、エジンバラ産後うつ病質問票
  • 帝王切開術をお受けになられた方は傷の状態のチェック(アトファインのテープをご持参下さい)
赤ちゃん
  • 体重測定、全身状態チェック
対象者
当院でご出産の方
日時
退院時にお知らせいたします
豊中市、大阪市、枚方市、堺市の方は、産婦健康診査受診券をお持ち下さい。

1ヶ月健診

お産後、約1ヶ月位にお母さんと赤ちゃんの健診を行います。

内容
ママ
  • 血圧、体重測定、尿検査、内診
  • 帝王切開術をお受けになられた方は傷の状態のチェック(アトファインのテープをご持参下さい)
  • 今後の赤ちゃんの健診・予防接種について
  • 今後の日常生活について
  • 産後の心の状態について(エジンバラ産後うつ病質問票・赤ちゃんの気持ち質問票)
赤ちゃん
  • 身長・体重の増加状況、哺乳の状況、うんち・おしっこの状態、湿疹・おへそ等のチェック、新生児黄疸の状況
  • 小児科医の診察
  • K2シロップの投与
対象者
当院でご出産の方
日時
退院時にお知らせいたします
大阪府の方は乳児一般健診診査受診票をお持ち下さい。 豊中市、大阪市、枚方市、堺市の方は、産婦健康診査受診券をお持ち下さい。